カーフィルムの基礎知識
カーフィルムは自動車関連アクセサリーとしてはかなりポピュラーな存在となっています。最近では標準で装備されていることも多くなっていますが、このカーフィルムとは、広義的には自動車のガラスに貼る合成樹脂フィルム全般のことを指しており、特にカーフィルムという名称はその中でも透明度の低いものを指すことが多くなっています。
JIS(日本工業規格)では自動車窓ガラス用フィルム(JIS・S・3107)という名称を使っており、別名でスモークフィルム、ウインドウフィルム、着色フィルムとも呼ばれています。
カーフィルムの使用目的は、紫外線対策やガラスの飛散も防止できる他、車内温度の上昇防止にも効果を発揮します。又、透明度の低いフィルムの場合は車内のプライバシー保護にも利用されています。
特に紫外線対策については、太陽の紫外線を長時間浴びると、皮膚、目、免疫系への疾患を引き起こす可能性があるので貢献度は高いといえます。大気で除去されるUVCは昔ではあまり注意が払われていませんでしたが、高エネルギーであるため、実はUVAやUVBよりもずっと危険なのです。
もちろんファッション的にみても、暗色系のフィルムなら自動車の外観を引き締めてくれますし威圧感を増すので、ドレスアップ目的としても重宝されています。カラーは以前なら黒、茶色系統がほとんどでしたが、最近ではミラータイプやパステル調の色も登場し、付加価値として断熱タイプや機能性重視の透明度の高いフィルムもあります。